一般住宅の屋根に使用されている瓦（カワラ）には、大きく分けて"セメント製"と"陶器製"の2種類があります。

1980年頃に多く使用されていた『セメント瓦』は耐久性と耐火性に優れておりますが、主成分がセメントということもあり吸水性にも優れておりますので、表面に施されている塗装が剥がれてしまうと防水効果が薄れ『苔(コケ)』が生えやすくなってしまいます。

苔が発生し傷んだセメント瓦は水分をさらに溜め込みやすくなりますので劣化や雨漏りの原因となります。
塗装をすることで美観の向上だけでなく、防水機能の改善効果も期待できるのです。

時々、高圧洗浄機を使ったメンテナンスを耳にしますが、雨漏りの原因を増やすこともありますのでご注意ください。
屋根のDIYは高所となりますので大変危険です。特に水を使用する場合は滑るため一般の方には絶対におすすめしません。

業者の方にしっかりと瓦の状況を見てもらい判断されることをおすすめいたします。
なお、弊社では間近で撮影した写真を家主さまに確認いただきながら説明を進めさせていただいております。